体細胞分裂

 

今日は体細胞分裂についてご説明します。

 

今日のポイント

細胞分裂の時には、DNAをまず2つ分に増やす!

そのためにmRNAがその設計図を

細胞核の外(細胞質)に運び、

タンパク質工場のリボソームに

全く同じDNAを作ってもらいます。

こうして2倍に増やしたDNAを半分こ出来たら、

細胞同士の区切りを作って分裂が終わります。

 

 

DNAを2つに増やす

細胞が分裂するとき、全く同じものを作る必要がありますが、

DNAのように1組しかないものは

2組に増やさないといけません。

 

mRNAが設計図を持って細胞質へ!

細胞の分裂期に入りましたら、

核内のDNAの周りで

そのDNAの設計図情報を持つ

mRNA(メッセンジャーRNA、伝達RNAともいう)が作られます。

 

そのmRNAは、核孔から核を出て

細胞質にあるたんぱく質合成工場である

「リボソーム」のところに、

DNAをコピーするための設計図をお届けします。

 

tRNA(トランスファーRNA、運搬RNA)が

その設計図が必要とするアミノ酸を

細胞質からリボソームのところに運んできて、

リボソームが設計図通りのDNAを合成します。

 

それをDNA2本分行って、DNAは2組出来ます!

この時点で、mRNAは消失します。

 

 

中心小体に向けて、染色体が半分ずつに分かれる

そうすると、核膜が消失し、

2組分の染色体があらわになります。

同時に、中心小体と言われる2本1組で存在するものが、

2つに増殖。

 

大量の染色体は細胞の中央のあたりに集まり、

中心小体はそれぞれ、細胞の端っこに集まります。

 

 

そして2つの中心小体は、

2組分ある染色体を半分こ。

同じものを1対ずつ、

23組を引き寄せます。

 

やがてはくびれと仕切りが生まれ、半分にきっちり別れます。

そして、核膜が復活して細胞分裂完了です。

 

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