先日、あるお客様から海外からの輸送方法について素朴な疑問をお寄せいただきました。
Q.海外からの輸送時の劣化はあるのでしょうか?
このご質問を受けて、弊社の方でもそういった情報を書いていないことに気づきました。ありがとうございます。
海外から日本への輸送
まず、精油には引火性がある為、航空便ではなく船便で輸入します。その際に仕入れ元が発送してから1~2か月ほど(弊社は2か月弱)船で海を揺られることになります。
弊社の製造元が輸出の際に使用される船は普通の船ではなく、化学品を積載し輸出するために温度管理された特別な貨物室のある船を使用します。
ご質問をくださった方は普通の船に積載して常温で配送されることを想像されていらっしゃったようですが、そういったことはありません。
国内入荷直後も温度管理された倉庫で保管
国内に輸送された後は、商品の通関が完了するまでの間、国外からの荷物を受入れてくださる国際運送業者様が保管してくださることになります。その際にも精油は化学品向けの温度管理された倉庫で保管されます。
国内港倉庫⇒弊社まで
モーリシャス共和国から出荷される際に製造元は配送を依頼しますが、その際の配送は、弊社宛の場合だと「大阪港」までです。大阪港から弊社までは別途、弊社側で国内配送業者様に依頼することになります。
ですが、すべての配送業者様が引き受けてくださるわけではなく、危険物の配送が可能な業者様にお願いしなくてはなりません。ですが、そういった業者様は最初に弊社の提出するSDS(安全性データシート)などで精油ごとの輸送時注意事項をチェックされ、高温で劣化しないように配送されます。
ですので、輸送中の劣化自体はほとんど起こりません。
ですが弊社では国内入荷後にも再成分分析を行うようにしております。製造元提供の成分分析表とほぼ同じ結果が出ております。割と一致しているものもあれば、検査の誤差なのかどうか分からないような微量の差が存在する物もありますが、劣化しているとは言えない程度の差であることがほとんどです。海外からの配送には保険をかけており、輸送時の管理ミスなどによる劣化や破損があれば対応していただけます。
サクララヴニールでは商品提供者側だからこその情報もお伝えしたいので、こういったご質問も大歓迎です。回答できないご質問もあるかもしれませんし忙しい時はお時間を戴く場合もございますが、可能な限り回答させていただきたいと思います。